ネルソン・マンデラ:みんなのための虹の国
こんにちは。私の名前はネルソンです。君に私のお話を聞いてほしいんだ。私はずっとずっと昔の、1918年7月18日に、南アフリカという美しい国で生まれました。小さな村で育って、野原をはだしで走り回ったり、羊や子牛のお世話をしたりするのが大好きでした。私の世界は、お日様の光と、お年寄りが話してくれるお話と、友達が遊ぶ楽しそうな声でいっぱいでした。
大きくなるにつれて、私の心を悲しくさせることがありました。私の国では、肌の色が違うというだけで、違う扱いをされている人たちがいたのです。それは公平ではありませんでした。私は、どんな見た目の人でも、みんな友達になって、一緒に世界を分かち合うべきだと信じていました。私はこのことについてたくさん話しましたが、えらい人たちの中には私の考えを好きではない人もいました。その人たちは私を遠い島に送りました。私は1964年から1990年まで、とてもとても長い間、そこにいなければなりませんでした。
遠くにいても、私はみんなが優しさをもって扱われる南アフリカを夢見るのをやめませんでした。そしてやっと帰ってきたとき、私は人々にどうすれば公平になれるか、そしてお互いを許し合えるかを教える手伝いをしました。すると、すぐに私の国は変わったのです。みんなが投票したり、友達になったりできるようになり、1994年には、私を国のリーダー、大統領に選んでくれました。私の物語は、もし君が良いことや優しい夢を心に持ち続ければ、世界をみんなにとってより良く、もっと色とりどりの場所にすることができるということを示しています。
読解問題
クリックして答えを見る